ハードボイルド・ワンダーランド

村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を
読み終わりました。

すっごく面白くて、もう夢中で読みましたよ。

し、しかし・・・け、結末が・・・

この小説は、「世界の終わり」と「ハードボイルド・ワンダーランド」
という2つの世界での出来事が平行して語られています。

「世界の終わり」の僕、「ハードボイルド・ワンダーランド」の私、
全く違う世界で起こっている物語として、交互に語られていきますが、
徐々にその2つの世界の関係が明らかになっていきます。

そして、僕と私の関係、「世界の終わり」で描かれる世界が何であるのか、
「ハードボイルド・ワンダーランド」に登場する獣の頭骨が何か、などなど
ほとんどの謎が明らかになり、読む者の興味は、その2つの世界が最後に
どのようにつながるのか!?に移ります。

どちらの物語も佳境となります。

「ハードボイルド・ワンダーランド」の私は、迫り来る運命に身を委ねるのみ。

「世界の終わり」の僕は、運命を自ら切り開くために、足を踏み出すのみ。

そんな場面となったところで、残りページがほとんどないぞ!!!

・・・(ネタバレです。)

「世界の終わり」の僕は、足を踏み出しませんでした。

・・・

あの終わり方では、「ハードボイルド・ワンダーランド」から、
「世界の終わり」の冒頭のシーンへとつながってしまうだけに
なるんじゃないかな・・・

で、「世界の終わり」の僕が、図書館の女性の心を探し出す・・・
そして森に住む・・・

あの壁に囲まれた街は、変わらぬまんま・・・

僕の貧相な想像力では、こんな感じにしか物語は進まない・・・
それに、あまり面白くない・・・

影と一緒に街を脱出して、僕が、「ハードボイルド・ワンダーランド」
へと戻る・・・記憶を取り戻して、ピンクが好きな太った娘や図書館で働く
胃拡張の女性と再会・・・

なんて、ハッピーエンドが良かったんだけどなあ。

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