(続)あだち充『ラフ』読み終わりました

あだち充漫画を語る第二弾だ。

『ラフ』を読むまでは、『みゆき』が一番のお気に入りでした。

血がつながらないとはいえ、兄妹として一緒に暮らしてきた
みゆきと真人が結婚するというエンディングは、“アブナイ”
感じがしないでもないですけど、鹿島みゆきを含めた3人は、
本当に“優しい”人間です。

過去の回想シーンを始めとして、真人とみゆきが結婚するという
伏線が色々なところに張られているのも、12巻まで読み終えて
納得という感じ。

虎かなにかのオリになぜか誤って入ってしまった、幼少の若松みゆき
を守るために虎に背中を引っ掻かれ、急死に一生を得た真人。

若松みゆきは、鹿島みゆきに(ああ、ややこしい。)「そのときの人と
結婚するって、小さい頃はずっと言ってた。」と話した、すぐその後、
真人の背中に大きなひっかき傷を見つける鹿島みゆき。

鹿島みゆきを狙うモテ男香坂が、夏の合宿で、金色のウサギを見たカップルは、
幸せになれるという言い伝えを利用して、鹿島みゆきと付き合おうと、
飼っているウサギを金色に染めるのですが、肝心なときにウサギに
逃げられてしまいます。

キラキラ光るものを見つけた真人が、木の生い茂る森の中、
それを追いかけ、広場に出たところでようやく追いついたら
反対側からは、妹のみゆきもそのキラキラしたものに惹かれて
追いかけてきていたんです。

妹を思う兄の優しさは、枚挙にいとまがありません。
子供の頃の回想シーンで、友達と野球をしようと出かける
真人に、妹のみゆきがどうしてもついていきたいと言うので、
仕方なく連れて行った真人。

友達からは、妹はじゃまだと言われ、みゆきは、「じゃあ、私は
家に帰る」と、あきらめて帰ろうとしたら、真人は、友達に
怒鳴り返し、結局、みゆきと2人で野球をするんです。

さりげなく描かれていたシーンなんですけど、結構感動したなあ。

若松みゆきの優しさは、真人に対してだけではありません。

担任で独身の中田先生がクリスマスパーティを会費無料で
企画し、高校の女子生徒を片っ端から誘ったときには、
(おいおい、今のご時世じゃあ、考えられんけど)
無料にしてまで誘っている本当の理由をちゃ~んと見抜いて
参加申込書を提出するんですよね。(中田先生の誕生日なんです。)


結局、お父さんが急遽帰国し、真人と3人で過ごすことに
なったため、ドタキャンしてしまうんですが、中田先生に
誕生日プレゼントを贈る気配りは、そうそうできるもんじゃあ
ありません。
(思わせぶりな態度がいけない、という意見もあるかな?)

最終回で、若松みゆきは真人と結婚してしまうことに
なるんですが、感動的ではあるものの、とても複雑な気持ち
だった人は多いでしょう。

真人のために、せっかく合格した大学に行かず、一緒に
浪人生活を送った鹿島みゆきが可愛そうすぎる!!
なんて苦情が来なかったのでしょうか。

その場面での鹿島みゆきのセリフ、

「寄り道道草遠回り、のんびりいきましょ 長い人生」

言うよねぇ。(アカン、はるな愛になってしもた!)

画像

こんなに想われて、最後は捨ててしまうのか!真人!!
ひどすぎる!!
(と言いながらも、実は“若松みゆき”派です。)

ところで『ラフ』についての感想はいつ?

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この記事へのコメント

ガッちゃん@あだち好き
2008年12月07日 09:19
みゆきは全巻持ってます。
上の娘が僕のマンガを読み始めて
最初に読んだのがみゆきでした。

どっちのみゆきもやさしくて
僕だったらどっちを選ぶか難しいところですが
最後は選ばれなかった鹿島みゆきが
かわいそうで贔屓目に見てしまいましたね。
Husky
2008年12月07日 19:15
ガッちゃん

あのラストは思いもよらない展開でびっくりしましたね。
鹿島みゆきは、あの後、優ちゃんとくっついたんでしょうか。

うちの娘は、まだ僕が持ってる漫画には興味示していません。
いつか読むのかなあ。

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