Wの悲劇

近所の本屋さんの古本コーナーで、
何かいい本はないかと探していると、
夏樹静子の『Wの悲劇』が目に留まりました。

夏樹静子の推理小説は、20年くらい前に何冊か
読んだ記憶はありますが、森村誠一のような硬派
な文章と緻密なトリックを使った作品だったような
印象がありました。

久しぶりに読んでみようか、と棚から取り出すと・・・

画像

表紙が薬師丸ひろ子だった!

あ、そう言えば、『Wの悲劇』って映画あったなあ。
主題歌も歌っていましたよね。

本を開くと、挟んであった新刊本の紹介チラシには、
映画の割引クーポンがついていました。

そして、この『Wの悲劇』と2本立てで公開されたもう1本が
原田知世の『天国にいちばん近い島』なのです。
お~、懐かしいなあ。

さて、小説のほうですが、大企業の会長の別荘に、お正月
一族が集まります。
そして、大企業の会長の親族にあたる女子大生が会長を刺殺!

一族は、彼女を守るために、外部の強盗による犯行に見せるため
の偽装をするのです。

しかし、完璧に偽装したはずが、何者かがこの偽装を警察に
ばらすような細工をする。

そして偽装を見破った警察が、女子大生を逮捕するが・・・

そこから二転三転するストーリー、緻密な計画と、思いもよらぬ動機。

偽装工作を終え、警察に通報した後から、読んでる僕がドキドキしてきました。

1人づつ警察が事情を聞き始めます。
何かうっかりと話してしまう人はいないものか・・・

警察が別荘の中をくまなく捜査を始めると、
何か不審な点は出てこないだろうか・・・

まるで、偽装工作をした当時者の気持ちで、途中から読んでいました。

そして、ついに警察が偽装工作であるという確証を得ます。
その確証を持って、再び、別荘の関係者が集められました。

ついに、バレるんか・・・
心臓バクバクです。(なんて、気が小さいんだ!)

逮捕される女子大生。

その後のネタばれは、いたしません。

この小説、タイトルからわかるとおり、
エラリー・クイーンの代表作である『Xの悲劇』などを
意識して作られています。

夏樹静子さんは、エラリー・クイーンと交友関係があり、
この小説のアイディアもエラリー・クイーンに見せて、助言を
もらったそうです。

骨太な推理小説を求めておられるなら、
『Wの悲劇』を手に取るのも、いいのでは?

余談ですが、ちなみに映画のほうは、小説を忠実に映画化したわけではなく、
映画に登場する劇団が演じる演目として、この小説が使われるようです。
(いわゆる、劇中劇です。)

それを知って、ちょっと残念な気がしました。

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この記事へのコメント

Ken
2009年01月18日 23:23
Huskyさん 

推薦盤のところでCyndi LauperのSHE'S SO UNUSUALが載ってました。
私もCD持ってます。CYNDI LAUPERは日本が好きなようで昨年も
かわいそうな象の英訳のため来日しTVで見ました。
CYNDI LAUPERですが元々はGROUPのBLUE ANGELESのVOCALをしていました。
その後ソロ デビューし大HITした訳です。 BLUE ANGELESのEPは
持ってますが どんな曲かよく覚えていません。  

Husky
2009年01月19日 20:53
Kenさん

昨年は、来日コンサートもあったのではないでしょうか。
行くつもりだったのですが、何かの予定と重なってあきらめた覚えがあります。

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