湊かなえ『告白』

湊かなえさんの小説『告白』を読みました。

何か月か前には映画も公開されて話題になっていましたね。

一言、「おもしろい!!」
一気に読み進められます。

章ごとに語り手がかわり、それぞれの語り手により事件の
全貌があきらかになっていくのは、宮部みゆきさんの
『長い長い殺人』や横山秀夫さんの『半落ち』でも見られた
手法ですね。

元々、第一章が短編で発表されたようで、残りの章は後付け
ということで、やはり第一章が飛びぬけて読み応えありますが、
事件の当事者の視線で書かれた第二章以降も引きこまれるのには
違いありません。

あまりに面白かったので、さぞかしいいレビューを書いてる人が
多いだろうとアマゾンのサイトを見てみると・・・

あれれ・・・予想に反して評価低い~!!!

テーマが重いのに作品が軽い、なんて感想を書いてる人が結構
いました。

エンターテイメント小説だと思えば、文句なしに面白いと
思うんですけどねえ。

この小説は、こんなテーマだろう、なんて先入観を持って
読むから、その落差に愕然とするんじゃないかなあと思います。
読み終えてから、作者はこんなこと言いたかったんだろう、
とか、軽く読めるエンターテイメント小説だ、と判断すれば
いいんじゃないのかな。

作品としての深みを、桐野夏生さんの作品と比較している
人もいましたが、桐野さんの『グロテスク』なんて、重い
テーマを扱っていますが、内容は結局、モデルにした実際の事件と
比べると軽いし、母親の心情として、これはあり得ないだろう
というものが物語のベースになっているので、僕の中では星1つ
程度でしたから。(探偵ミロのシリーズなら星5つです。)

自分が面白いと思った小説が、あまりに評価が低いので
なんかムキになって、反論している感じだなあ・・・


告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)
双葉社
湊 かなえ


Amazonアソシエイト by 告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

ぼくてき
2011年01月01日 09:24
あけましておめでとうございます!
今年も宜しくお願いいたします
(ブログ更新できるかなあー)。

『告白』映画は見ていませんが、本は読みました。
これがデビュー作でしたよね。
すごく力のある作家さんだと思いました。
ちょっと暗さがきついけど(作品、どれ読んでも暗いです
『往復書簡』なんかも面白かったです(短編です)。

湊さん、昨日紅白に出ていました(娘が嵐の大野君ファンで全部見てました)。
審査員席で笑っているのを見て、ちょっとホッとしました・・・
(って、作風と作家さんを混同しすぎかも
Husky
2011年01月01日 14:21
ぼくてきさん

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします!!

湊さんが紅白の審査員してたんですか。
そうか~、映画が公開されたのは去年のことでしたもんね。

作家自身のキャラと作風が同じって結構ありそうじゃないですか。
京極夏彦さんなんて、作風のまんまのような気が。

うちは娘2人だけでなく、奥さんまでもが嵐ファンです・・・

この記事へのトラックバック

  • 湊かなえ『少女』

    Excerpt: ゴールデン・ウィークは結構本を読みました。 そのうちの1冊、湊かなえさんの『少女』。 Weblog: Husky's Cafe blog racked: 2012-05-07 21:28