『八日目の蝉』読んだんですが

『八日目の蝉』読みました。
角田光代さんの小説を読むのは初めてです。

去年くらいに映画化されて話題になりましたね。
永作博美さんと井上真央さんが出ていましたっけ。

母親と思っていた女性が実は自分を誘拐していた、
映画の宣伝を見て、面白そうなストーリーだなとは
思っていたんです。

どんな映画でも原作を超えることはないというのが僕の持論。
それが観にいかなかった理由ではないのですが、
たまたまブックオフで見つけたので、読んでみようかなと
思ったわけです。

読み終えた感想は、正直言って、「・・・・」。

勝手に井上真央くらいの年齢になったときに、
自分の母親が実は誘拐犯と知る、ってストーリーだと
思っていたんです。

ですが、誘拐犯の視点から語られる第1章が、誘拐、そして
その4年後に逮捕されるまで。
第2章が19歳に成長した誘拐された女の子の視点から語られています。

誘拐犯(希和子)と誘拐された女の子の父親が不倫関係にあり、
そのうちに妻と別れて結婚するという言葉を信じ、
彼との子を中絶するのです。

しかし彼は一向に離婚する気配はなく、妻が出産します。
希和子は、一目その赤ちゃんを見ようと彼の家に侵入、
泣いているその赤ちゃんをあやすうちに自分の子ように
思えて、そのまま連れ出してしまうのです。

で、希和子が捕まり、その子は実の両親の元へと戻されますが、
両親のほうもその子にどう接していいのかわかりません。
周りからは好奇の目で見られ、その子は成長するにつれて、
自分の世界へと閉じこもるようになるのです。

あらすじを文字にするのはホント難しい。

で、「・・・」と思った理由が、夫が希和子と不倫していた一方で
妻のほうも誘拐された当時不倫していたんです。

何と言うか、誘拐した希和子のほうが母親らしかった、という
印象を抱かせるような物語となっているという点に違和感を
感じたのかな。

それに4歳になって突然帰ってきた娘とうまく接することの
できない両親というところにも違和感があったかな。
父親は自分の不倫相手が犯人だったということで、娘と
上手く接することができないというのはわかりますが、
母親までそうなんでしょうか???
しかも4歳で帰ってきて、高校出るまで上手く接することが
できないなんてあるんでしょうか。

まあ何が正しいということはありませんが、
母親まで不倫しているという設定が必要だったのかな
とは思います。

母親は帰ってきた娘に対し、空白の4年を埋める以上の
愛情を注ぐのですが、4歳まで育ててくれた誘拐犯の母性
も忘れられない・・・というような難しい心境をうまく
表現するような小説こそが小説家の腕の見せ所・・・
のようにも思います。

なんか言いたいことが上手く伝わったのかわかりませんでしたが、
この作品は逆に映画のほうが面白いかもしれない!
なんて思いました。

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