湊かなえ『少女』

ゴールデン・ウィークは結構本を読みました。
そのうちの1冊、湊かなえさんの『少女』。

湊かなえさんの小説はこれまで『告白』を読んでいます。
このブログでも感想を書きました。

湊かなえ『告白』

『告白』同様に、すごく物語に引き込まれて、
先へ先へと読みたくさせる文章はさすがだなあ、
と思いながら読み進めていました。

が、僕の感想では、物語の終わり方が残念に感じました。

ネタバレちょいありです。ご注意!!



これは「友情」がテーマなんか?と、それまでの展開から
すれば首をかしげざるを得ない、ラストでの敦子とユキの
涙涙の和解劇。

セーラの自殺が実は敦子のせいで、紫穂の父親を破滅させ
紫穂をも自殺へ追い込むのがユキ。
これが最後の最後で判るのですが、上述の涙ちょちょぎれる
友情芝居の後ではものすごく違和感ありました。

ユキが暴力をふるわれていた祖母へ、死ぬ間際に「因果応報!」
と耳元でささやく場面は、結局訪れず。
祖母への復讐は口先だけで終了・・・ここが一番残念でした。

とことんまで復讐しきった『告白』は、達成感というのとは
ちょっと違いますが、すべてにケリをつけたな、という感じ
がしましたが、『少女』は、なんか最後の最後でいい子になって
「あれれれ?」という中途半端感が、納得できなかったのかなあ。

でもまた湊かなえさんの作品を読むと思います。



少女 (双葉文庫)
双葉社
2012-02-16
湊 かなえ


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